宗谷岬牧場 SOUYAMISAKI FARM

部門情報 -Group-

肥育部門

宗谷、産士の2牧場で約5,300頭の黒毛和種や交雑種の肥育牛を飼養しています。

飼養する品種はある程度棲み分けしているものの、飼養体系はスモールから出荷まで月齢ごとに3つのステージに分けられ同一基準で管理しています。

担当する業務は、ミルクや飼料の給与、衛生管理、牛床清掃、堆肥処理そして施設の修理・保守、環境美化などと多岐に亘り、作業は牧場運営全般に及び各部門を統括する中心的役割を果たしています。

私たちが生産する「宗谷黒牛」、「宗谷岬和牛」は、「全農安心システム」に則った生産管理により、出生から出荷にいたるまでの給与飼料や治療歴などきめ細かい情報管理が行われていることに加え、宗谷岬牧場など道北で生産した粗飼料を中心に給与し、徹底した生産基準の順守によって安定した高品質の枝肉生産を実現しています。

また、宗谷の潮風を浴びたミネラル豊富な自給飼料をふんだんに給餌していますので、脂はほのかに甘く赤身は味がしっかりしていて味わい深く美味しい牛肉と好評です。

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酪農部門

一棟250頭を収容できるフリーストール牛舎二棟や40ポイントのロータリーパーラーの他、排水浄化処理施設、飼料調製庫などの付帯施設も整備されています。

平成21年4月搾乳開始から段階的に生産量の拡大に取り組んできました。

酪農部門は、搾乳、飼料給餌、繁殖管理(人工授精や分娩管理など)が作業の大きな柱になります。

朝と夕方の2回搾乳を行い1日あたり約11,000kgの生乳を生産します。

生産子牛は多い月で50頭前後。ホルスタイン種に黒毛和種を人工授精して生まれた交雑種や受精卵移植による黒毛和種、そして性選別精液によるホルスタイン種が生まれます。

飼料は、グラスとコーンのサイレージなど粗飼料をメインに牧場独自の指定配合飼料などでTMRにより給与しています。生産量や乳牛のコンディションに合わせ、また、飼料原料の成分分析を行い、その結果に応じて配合割合をコントロールするなど、良質の生乳生産に務めています。

排泄された糞尿は固液分離機によって分離され、液体は曝気処理した後スラリーストアに送られ、固体は堆肥舎に運ばれ発酵処理し、春、秋の2回有機肥料として草地に還元しています。

また、三方を海で囲まれていることから周辺環境に配慮し、搾乳施設から出る排水(洗浄水)は、曝気処理などにより浄化処理して放水しています。

放水口周辺には雪解け時期になるとエゾサンショウウオの姿も確認できるほどですが、常に自然環境に配慮した循環型牧場を目指して取り組んでいます。

生乳生産量
生乳生産量グラフ
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肉用繁殖部門

黒毛和種の人工授精(以下AI)から分娩までの繁殖管理全般と飼養管理を担当しています。繁殖牛は、道内はもとより遠く鹿児島などの南九州から資質、増体など安定した遺伝力で評価の高い著名種雄牛の産仔を導入し、増体系或いは、資質系によって、相性の良い数頭の供用種雄牛を選抜してAI、バランスの取れた良質素牛の生産を行っています。

現在、経産、未経産合わせて約1,800頭の繁殖頭数がいますが、平成28年度中に2,000頭まで増頭します。

繁殖牛は、全て天塩牧場に集約し、AIから分娩までを繰り返しますが、6月から10月までの夏季間は、AI後妊娠が確認されると宗谷岬牧場や近隣の公共牧場などに移動し放牧します。また、宗谷岬牧場の放牧頭数が約400頭と限界があるため、これを上回る妊娠牛は、天塩町内などの公共牧場に預託したり、自社の牧場に放牧します。

また、1年を通じてAI中や、分娩前60日以内の妊娠後期及び導入後間もない繁殖素牛は全て天塩牧場で管理しますが、栄養状態や分娩までの日数に応じ、グラスやコーンサイレージ、ラップサイレージなどの粗飼料を中心に給与し、元気な仔牛の生産と高受胎率を目指しています。

AIなど一連の実務は全て自社完結で行っていますが、AI時期や回数、妊娠時の栄養管理など詳細に亘り一定の基準が設けられ、それに沿って飼養管理されます。なお、平成26年からは、和牛繁殖牛を活用して、受精卵の生産・製造及びホルスタイン育成牛への移植も実施しています。

生産目標は、一年一産です。目標達成に向け、繁殖、飼養管理のスタッフ全員が一丸となって日々取り組んでいます。

『今日も無事故で安産』が繁殖スタッフのモットーです。

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飼料作物部門

宗谷地区及び天塩地区の採草放牧地、耕作地約1,600ha全ての、堆肥・スラリー散布などの肥培管理や収穫作業そしてトラクターはじめ関連する大型作業機などの保守・点検・管理を担当しています。

宗谷地区においては、370haを和牛や乳牛の放牧地として利用し、720haはグラスサイレージや乾草などを収穫しています。

また、天塩では、500haの畑で宗谷同様グラスサイレージ、乾草、ラップサイレージ及びデントコーンを栽培・収穫しています。

4月中旬、雪解けと同時に堆肥やスラリー散布で農作業はスタートし、デントコーン畑の耕起や整地、播種・除草作業と続き、息つく間もなく6月上旬から牧草の収穫作業に入ります。牧草の収穫は、自走式モアコン、ハーバスターやベーラーなど関連作業機2セット及びオペレータが進捗状況や天候に応じ、時には宗谷、天塩の2班に別れ、また、全体が集合して作業が進められます。

一番草に続いて二番草、更にはデントコーンの収穫と続き、秋の堆肥やスラリー散布そして秋耕を終えて11月下旬に農作業は一段落します。

この間、作業の合間や或いは他の作業と平行して、乾草などの倉庫への収納や作業機の修理・点検など毎日が夜昼なく時間との闘いに明け暮れます。

12月、一面が雪に覆われるころ、全ての農作業を終え、3月までの間、夏の間酷使したトラクターや作業機の修理・点検・整備を行います。こうして収穫した、乾草、ラップ合わせて約1万2千本、グラスサイレージ約7,300トン、コーンサイレージ約3,400トンに達し、約8,000頭に及ぶ飼養牛の約7割の粗飼料が確保されます。

なお、平成26年から、地域で一定の需要がある草地更新や収穫作業などの受託事業も行っています。

宗谷岬牧場は、粗飼料自給、自然循環型経営を目指していますが、自給率10割を達成するため、更なる作業の効率化や生産性向上を図ります。

管理部門

宗谷岬牧場の管理業務全般を担っています。

業務内容は、決算会計、人事、福利厚生、庶務及び個体成績等データ管理、各種書類管理、社内行事の企画・運営、ハンバーグの委託製造販売の窓口業務など多岐にわたります。

また、各部門におけるコスト低減のための制度事業や各種補助金活用の紹介、税対策等、運営全般に目配せしています。更に、部門間が効率的でスムースに連携するよう情報伝達、物品資材取次等のバックアップも行うサポーターとしての大切な役割も担っています。

近年は、地域で行われる、清掃活動や植林、また、地元食材を使った「最北端マルシェ」などの催事にも参加し、宗谷黒牛の焼肉や丸焼きを廉価で提供するなどして宗谷岬牧場のPRにも努めています。

先輩の声 宗谷岬牧場で働く者の社員に、部門や仕事について聞いてみました!

宗谷岬牧場 酪農部門 川崎正大

私は昨年の春(平成28年)に大学を卒業後、こちらの牧場に就職いたしました。

長崎県の出身で大学も酪農や畜産とはかけ離れた学部でしたが、もともと動物が好きでしたし、北海道の大きな牧場で働いてみたいと思い、就職サイトでそうした会社を探していた時にこの会社を知りました。

仕事は主に搾乳が中心ですが、出産の介助や上司の方々のお手伝いなどを行なっています。入社して1年が過ぎましたがまだまだ分からないことが多いです。しかし、日々新しい事の発見の連続で、できることが少しずつ増えていく事が、仕事の喜びでもありやりがいにもつながり、牧場の仕事は奥が深いと感じます。

動物が好きな方や雄大な自然の中で働いてみたい方、是非私たちと共に働いてみませんか?最北の大地からあなたとの出会いを楽しみにしております。

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宗谷岬牧場 肥育部門 スモール担当 大塚明

私は千葉県出身で、平成25年4月帯広畜産大学を卒業と同時に牧場に入社しました。

もともと仕事には、直接的であれ間接的であれ動物のために奉仕できる仕事を生涯のものとしたいと考えており、就職サイトでそういった類の会社を探していた時にこの会社を見つけました。

実習に参加してみて、牛たちのことを最優先に考えて行動している会社だと思い、自分の考えを実行できる職場だと判断し、入社を決断しました。

入社から2年以上が経過しましたが、まだまだ力不足を実感しています。これまでのことを振り返ってみると、色々なことを教わって、いつの間にか多くのことが出来るようになり、動物に対してより高度な奉仕を出来るようになっている実感があります。

この仕事は、毎日違うことをするような刺激が強い日々ではないですが、それでも、牛が快適そうに過ごしてくれたら、こっちも喜びを感じるので、牛が最後の時までそのように感じるよう頑張ろうと思えます。

仕事は、決して楽だとは思いません。むしろ、辛いことが多くあります。でも、「自分が動物のために、他の命のために」と思って働ける人にとってはとてもやりがいのある仕事です。共感する人はぜひ、お出で下さい。

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産土牧場 肥育部門 哺育担当 大坂優香

私は、黒毛和種の子牛に、ミルクや飼料の給与、衛生管理、疾病牛治療等を行う哺育部門を担当しています。畜産学科の大学を卒業しているので牛に携わる仕事に就きたいと思い、ホームページを見て知り、この会社に入りました。

哺育では、環境の変化に敏感な仔牛は、下痢や脱水、風邪を引き起こしやすいので主に体調管理に気を付けることが重要になります。しかし、入社当初は牛を見ただけでは風邪をひいているかどうかの見極めが思うように出来ず苦労しました。それでも毎日牛を観察し続けることで、体調の変化に気が付けるようになった時には嬉しかったです。早期発見により無事に元気になった子牛を見ると喜びを感じますし、とてもやりがいのある仕事だと実感することができます。

宗谷岬牧場では、力仕事が多く、また女性スタッフは少ないですが全然心配はいりません。男性スタッフの方は、気さくな人ばかりで、女性への配慮も十分に考えてくれます。この牧場は、社員皆が思いやりを大切にしていて仲も良いので楽しく働けています。是非、雄大な大自然の中で、私たちと一緒に働いてみませんか?

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天塩牧場 肉用繁殖部門 米山琢馬

子供の時から動物が好きであったので、将来働くなら生き物に携わる仕事をしたいと思っていました。そこで出会ったのがこの会社でした。札幌で行われた説明会に参加した時に社長の説明とその時流れた映像から、「こんな広々とした土地で、自分のやりたい仕事ができるのは幸せだろうな」と思いました。この会社は実習を行い、それから採用の合否が決まります。実習を通して、「就きたい仕事はこれだ」と自分のイメージと合致したので、この会社に入社しました。

しかし、今までやってきたのはあくまでも実習であり、大学院で専攻していた分野とは完全に掛け離れていたので、いざ職員として働くとなると不安ばかりでした。牛の特性やロープの結び方さえ分からない、ほぼ0からのスタートでした。ですが、こんな何もできない私に、先輩方が懇切丁寧に指導してくださいました。おかげさまでできるようになったことも増え、段々と自信がついてきました。

現在私は、仔牛の分娩を担当しています。この会社の産物である仔牛を無事に生きたまま産まれさせ、元気な状態で肥育部門へと送り出すのが、この部門の仕事です。この部門では2つの重要なことがあります。「分娩」と「分娩後の処置」です。

1つ目の「分娩」は、人間と同じように、母牛もお産間近になると陣痛を起こします。それを乗り越えることで、仔牛が生まれ出てきます。分娩は昼夜を問いません。故に定期的な分娩牛舎の巡回を怠らない、産みそうな牛を見逃さない、必要あれば助産をすることが肝要となります。

次に「分娩後の処置」は仔牛が生まれたら所定の処置を施し、免疫を付けさせるために初乳を与えます。この処置が遅れると、生まれたての仔牛は衰弱し、更には死亡する恐れがあります。母牛が290日もの間、一生懸命胎内で育て上げ、一番辛い陣痛を乗り越えて、ようやく出てきたこの新しい命、何としてでも守るというのが、この部門の使命だと思います。とても責任のある部門であると思います。このように、この会社では1年目からでも責任のある仕事を任せられます。

同じ黒毛和種でも顔や性格も皆それぞれ、面白い行動をするものもいれば、謎の行動をするものもいて、なぜか毎日見ていても飽きない牛たちです。楽しい職場環境であるのは間違いないです。

動物と接することが好きな人、生き物の命に携わる仕事をしたい人は、この会社に入って、我々と一緒に仕事しましょう。

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